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≪酸素療法に ついて≫
動物救急医療センター 院長 土屋 薫
救急疾 患における酸 素吸入の必要性
酸素療法は救急疾患のABCです。
酸 素吸入
は、
救命医 療
ではもっとも大切な治療のひとつです。
下 記のケースでは必須となります。
@
ま ず ショック状態では、低酸素血症となるため、必ず酸素吸入が必要となります。
A
気 道閉塞 や肺炎・気胸など、上部気道から気管・気管支・肺や胸腔内といった
呼吸器の疾患により呼吸困難 に なっている場合、酸素を体内に取り入れるこ
とが困難となり低酸素血症となるため、高濃度の酸素吸入が必要となります。
B
心 疾患に おける場合にも、循環不全が存在しているため、組織での低酸素症を防ぐためには、酸素吸入はとても大切です。
C
昏 睡など の意識障害や、発作を起こしたりするような脳神経症状を示している動物についても、同様に酸素吸入が必要となります。こ れは脳が最も酸素を必要とし、多くの酸素を消費する臓器であるためです。
以 上のことから、重篤な動物を病院に搬送する際には、酸素の吸入 装置は不可欠でありますので、この装備を有する動物救急車をおすす めいたします。